OPI PC にファンをつけて、ついでに sccript.bin を作り直して1.5MHz から1.2MHz にクロックダウンして運用していますが、CPU 温度は30度から40 度を推移しているようです。
この状態でベンチマークがどのくらいいくかテストしてみました。
======================================================================== BYTE UNIX Benchmarks (Version 5.1.3) System: OrangePi: GNU/Linux OS: GNU/Linux -- 3.4.39-01-lobo -- #1 SMP PREEMPT Sun Oct 25 14:46:41 CET 2015 Machine: armv7l (armv7l) Language: en_US.utf8 (charmap="UTF-8", collate="UTF-8") 07:17:03 up 44 min, 2 users, load average: 1.56, 1.61, 1.56; runlevel 3 ------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: Sun Jan 03 2016 07:17:03 - 07:46:42 0 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests :: System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX Dhrystone 2 using register variables 116700.0 17298899.9 1482.3 Double-Precision Whetstone 55.0 2969.0 539.8 Execl Throughput 43.0 1464.1 340.5 File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 149424.6 377.3 File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 45277.4 273.6 File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 380747.9 656.5 Pipe Throughput 12440.0 911007.9 732.3 Pipe-based Context Switching 4000.0 124699.6 311.7 Process Creation 126.0 3414.8 271.0 Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 1865.6 440.0 Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 307.0 511.6 System Call Overhead 15000.0 2100567.0 1400.4 ======== System Benchmarks Index Score 516.5
おおよそ、RasPi2 より少し速い500ポイントちょいのスコアです。クロックダウンする前は、600ちょいだったので、すこし遅くなった感じですね。
実際にサーバとして仮運用していますので、レスポンスなど見たい方は以下にアクセスしてみてください。昨年からテストで運用しています。
Fedora22 OrangePi PC
http://hack.gpl.jp/・NGINX + php-fpm + MariaDB
そこそこ重めのアプリケーションのWordPress が動作しています。ネットワーク的には、サーバからの下りは帯域は絞られていると思いますので差し引いてみてください。今のところ、そこそこストレスなく動作しています。
当初、OpenStack として勉強用に使おうと思っていたのですが、何年ぶりかで自宅サーバを運用してみたら面白くてOpenStack の構成の検証に環境を壊したくないなぁという感じです。もう一台ほしいなぁと。
WEBを散歩しているとなにやら、Orange pi Oneという10ドルくらいのものも発売されるということで、すこし様子見をしています。
CNXSoft
Orange Pi One is a $10 Quad Core Board with Ethernet and HDMI
どうやら、WIFI 付きモデルと、10/100M Ethernet モデルが出るようです。なかなか面白そうです。比較表は、OSAKANA TARO さんのページにあります。
OSAKANA TARO のメモ帳
Orange Pi ONEの詳細が出た!
CPU は、今のと同じ 6ドルの H3 (4core)を使うようです。これで、9.99ドルで出せるとはほぼ原価並の価格ですね。メーカ(Shenzhen Xunlong Software)は、かなり大量にパーツを購入しているんでしょう。とにかくこれは出たら買いです。
OpenStack Ironic としてベアメタルな構成を考えているのですが、動作に必要な PXE Boot の実験がまだ終わっていません。まだ、OpenStack 自体もあまり良くわかっていないのですが、おそらくベアメタルをコントロールする際に、PXE Boot が必要になると思います。あとIPMI で電源とかなにか操作するようです。このあたりの検証もしないといけません。おそらく、なにか工夫する必要があると思っています。
5台くらいの構成で考えているのですが、安いほうがいいよねということで、Orange pi Oneが出てから考えたいなぁと思っています。5000円くらいで、最小構成を目指して OpenStack のベアメタルを勉強してみたいと思っています。
まとめ
・クロックを1.2Mhz にダウンさせるとベンチマークは500ちょい
・ヒートシンクと、ファンをつけた状態でアイドル時、温度は30度から40度を推移
・負荷をかけると50度ちょいくらい
・追加購入は、OrangePi PC の15ドルより安い9.99ドルの Orange Pi One というのが出るまで待ち
・U-Boot する仕組みを勉強してみる