電源回路のコンデンサを検証

電源回路がどうなっているのかなと調査しました。

E-ink に入る電源電圧は、-20V , +22v , –15V , +15V とあってLT1945でまず、-20V と +20V をスイッチングして生成しています。

 

bom.txt に載っているコンデンサの値がどうもおかしいようで、以下のように掲載されています。

—- bom.txt

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C2, C4, C5, C6, C7, C8: 2U2 >25V!    490-10486-1-ND

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最初見たとき、2u2 というのが?で2.2uF のことだろうと思っていましたが、回路を見ると、どうやら違うんじゃないのということで実際に調査しました。実際にeagle でパーツリストと、手書きの図から作者の回路をトレースしました。

なんか、おかしいなと思ったところは以下です。

eagle_power1

bom.txt にあるのと手書きの図とは違うようです。

schema_power 2

LTのシュミレーターがあるので、実際に値を入れてみると、

 Linear_Technology_Corporation

以下のようになり、-20V と +22V を出してくれません。これ便利です。

1

それぞれ、手書きの図にある値を入れると、生成されます。

2

 

また、その後の15V と –15V を出した後の C5 , C6 についても

 

einkdisp-esp8266_front_png__683×593_

データシートを見ると、100nFで良いようです。

 

www_onsemi_jp_pub_link_Collateral_MC78L00A-D_PDF

なので、

C2 100pF > 25V

C4 4.7pF > 25V

C5 C6 100nF > 15V

を用意すればよいようです。