やっと、PCBの発注をしました。FusionPCB と迷っていましたが、基板の色が追加料金なしで選べるElecrow さんにしました。
価格は、5cm 四方が10枚で約1800円。1枚あたり、180円です。厚みは、それほど強度も必要がないので1mm にしてみました。
もう少し大きなサイズだと、Vカットラインという半分切れ込みが入った加工もしてくれるそうですが、価格も8ドルほどかかるようですし、10cm四方のサイズだと値段が上がるので、(1枚あたりの価格は下がりますが)次の機会にしようと思います。
DTCチェックでエラーが300個以上、出まくりで、とりあえずこのまま投げてしまいました。作れないってメールが来る可能性大です。
※画像ソフトで反転しています
ガーバービュー(kicad付属の)で見ると、ちゃんとラインやシルクは出ているようです。
基板が白色だと、シルクは黒になるので、また感じが違って見えるんでしょう。とりあえず、軽い気持ちで作り始めたのですがなかなか苦戦することが多々あり、勉強になりました。
これと同じものをユニバーサルボードで作るとなると、かなり大変で、まずピッチ変換が必要になり、大きさも1.5倍くらいは最低必要だと思います。配線もカオス状態になるはずで、試作であってもPCBをプリントして作るスタイルは有効じゃないかと思いました。
次に作るときは以下の点を注意して作ることにしてみます。
・発注しようとしているところのデザインルールを最初のパーツを置いた段階でチェック。
・ICパーツなどピン間隔が不足するところがあればパッケージを修正
・ネットクラスのデジタル用配線には、上記で設定した最低の線幅を入れておく。これによりwire の太さ警告がなくなる
・部品配置をするとき、端からの距離(10mil)は必ず取る。10mil のラインをDoc レイヤーなどに入れておくのもありかも。
これだけでもかなり違うはずで、300個以上のエラーはなくなるはず。ライブラリーのPIN幅を変えたりするのは、当然の作業のようです。あと、ずっと気になっているのは、VIAの最小が6mil (約0.1523mm)なんですが、こんな小さい穴のVIA が出来るのか、どんな感じになるのかです。0.15mm の穴ってかなり小さいので、それにVIAを入れて加工するなんて事ができるんでしょうかね?
良くあるクリップの太さは、0.8mm 程度で、手でつけれる抵抗の線は、0.5mm 程度。名刺とかは、0.25mm くらい。0.15mm っていうと、ちょっと厚い紙くらいの穴ということになります。すごい加工技術ですね。
まぁ、そんな心配しなくてもちゃんと作ってくれると思いますが。
Elecrow さんは、発送前に写真を撮って送ってくれるそうですし、1ヶ月くらいかかるとは思いますが楽しみです。その前に、来週はこのエラーを修正する作業を行う必要があるかもしれません。300個くらいのエラー修正、面倒そう。
さて、0.5mm 幅でカットできるテーブルカッターをどうするかですが。
aliexpress を mini table saw 検索するといろいろ出てきますが、1mm 幅の歯を使っているようです。ダイソーのダイヤモンドカッターとかもう少し薄かったと思うので、PCBが到着するまでいいお題が出来そうです。
0.2mm の歯も売っているようですね。0.2mm Thick Circular Saw とかで検索。外形40mmで、13mm の穴が開いているようです。mini リュータはあるのですが、固定用の金具がもっと小さいので、こういう歯を固定するアダプターをゲットしないとです。以下のようなもの。
Product Name |
Slitting Saw |
Material |
HSS |
External Dia. |
40mm / 1 9/16" |
Hole Dia. |
13mm / 1/2" |
Thickness |
0.2mm / 0.08" |
Tooth Number |
72 |
Color |
Silver Tone |
Net Weight |
10g |
Package Content |
1 x Slitting Saw |
- Peg tooth type, HSS material, 72teeth.
- Used for Cutting-off, slitting and slotting steel, copper, metal, plastic, wood, etc.
- The slitting saw cut quickly with fluent swarf without burr, is easy to operate.
キットになっているものは、安くても5000 円弱くらいはするようです。
使用頻度は、PCB切るときくらいですので、自作で済ませたいですね。
PROXXON のミニサーキュラソーテーブル、だと本格的ですが、歯が高い。本体1万以上するようですし。
目標2000円以内で自作です。