ED060SC4 の E-ink ディスプレイはだいぶ安くなってきたのでいいモジュールがあれば使いたいなと。世界中でぜったいだれか同じ事を考えてるはずだから調査してみること数日。
調査過程での断片的なメモです。
・EPSON のS1D13521 というICでドライブすることが出来る模様。
http://essentialscrap.com/eink/S1D13521B01_Spec.pdf
http://essentialscrap.com/eink/・STのSTM32L151 で自作したユーザがいるようです。
http://essentialscrap.com/eink/schematics.png・このMCUはkit があるようです。
Discovery kit for STM32L151/152 Line MCUs
http://www.st-japan.co.jp/web/jp/catalog/tools/PF250990
MCU に EPSON や ST の IC を使う事例はあるのですが、何かもっとしっくりくるのはないかと探したところ、
ありましたよ。ホント、世の中広いです。
Wifi E-ink display (spritesmods)
ESP12をMCU として使っていて、WiFi 経由でデータを投げると表示するようです。まだ動作原理はよく理解できていませんが、別のサイトのこのあたりに書いてあります。
バッテリーは、Samsung Galaxy Note 2 のを使っているようです。
このくらいであればなんとか手付けでいけそうな感じ。FPC コネクタの半田付けが難しそう。あんな細いの付けたことがないです。
使用しているパーツは、以下のようです。ほぼ安価な汎用品パーツで構成されているようです。
Digi-Key Part Number
L1, L2: 22uH 587-2103-1-ND
IC1: LT1945 LT1945IMS#PBF-ND
IC2: MC79L15 MC79L15ABDGOS-ND
IC3: L78L15 497-7278-1-ND
IC4: TPS78230 296-24372-1-ND
IC5: LM358 LM358DGOS-ND
IC6: MCP73831 MCP73831T-2ATI/OTCT-ND
IC7, IC8: 74LV4094 568-2976-5-ND
D1-D3: SS24 SS24T3GOSCT-ND
D4: 0603 LED
C2, C4, C5, C6, C7, C8: 2U2 >25V! 490-10486-1-ND
C3, C11, C12: 4u7 6.3V 1276-1045-1-ND
C1, C9, C10, C13, C14: 100nF 1276-1857-1-ND (per 1000 bestellen?)
C15, C16: 100uF 1276-1782-1-NDAll resistors 0603
R9: 470 ohm
R15: 1K
R10: 2K
R14: 4K7
R11, R12, R13: 10K
R2, R3: 33K
R5, R6: 39K
R8: 200K
R1: 470K
R4: 560K
R7: 47K
VR1: 100K trimmer PVZ3A473C01R00 490-2016-1-NDCON1: FH26-39S-0.3SHW HFQ339CT-ND
CON2: USB header (Hirose)
Q1, Q2: IRLML6402TRPBF (SOT-23 P-chan mosFET)
ESP12 のソースコードは、git のリポジトリに。データはESP に貯めずにストリームして画面に出しているだけと書いてありましたが、どうなんでしょうかね。そのうち調査が進めばわかるはずです。
http://git.spritesserver.nl/espeink.git/
.
├── Makefile
├── README
├── html
│ ├── 140medley.min.js
│ ├── apconnect.bm
│ ├── batempty.bm
│ ├── connecting.html
│ ├── icons.png
│ ├── neterror.bm
│ ├── style.css
│ └── wifi.tpl
├── icons
│ ├── apconnect.png
│ ├── batempty.png
│ └── neterror.png
├── include
│ ├── espmissingincludes-ip.h
│ ├── espmissingincludes.h
│ ├── ip_addr.h
│ ├── lwipopts.h
│ ├── spi_register.h
│ ├── stdint.h
│ ├── uart_hw.h
│ └── user_config.h
├── lib
│ └── heatshrink
├── mkespfsimage
│ ├── Makefile
│ ├── espfsformat.h
│ ├── heatshrink_encoder.c
│ ├── heatshrink_encoder.o
│ ├── main.c
│ ├── main.o
│ └── mkespfsimage
├── mkimg.php
├── server
│ ├── README
│ └── pixelserver.js
└── user
├── cgiwifi.c
├── cgiwifi.h
├── config.c
├── config.h
├── eink.c
├── eink.h
├── espfs.c
├── espfs.h
├── heatshrink_config_httpd.h
├── heatshrink_decoder.c
├── httpd.c
├── httpd.h
├── httpdclient.c
├── httpdclient.h
├── httpdconfig.h
├── httpdespfs.c
├── httpdespfs.h
├── io.c
├── io.h
├── stdout.c
├── stdout.h
└── user_main.c8 directories, 53 files
このプロジェクトを少し長期的に解析していきたいと思います。この部品の合計が5500円未満であれば、PCB 基盤はエッチングして試作版を作ろうかなぁと考えています。
PCB data
http://spritesmods.com/einkdisplay/eink-pcb.tgz
PCB データは、http://pcb.geda-project.org/ のを使っているようですが、これはまだ使ったことがないので調査しないとです。
今年中に形にできるといいなと思っていますが、さてどうなることやら。
次に検討してみることのメモ。
・部品の入手先と値段概略を調査。
・ブロック図を把握
・電源部を調査(画面描画用の+15V と –15V を生成しているようなので)
・表示の動作概略を把握
・ESP のソースを調査
ある程度調査して、自分で作れそうかなと思ったら、部品を調達してみることにしてみます。